教育施設
コスト削減と標準化を両立。他店舗展開に活かせる仕組みづくり
株主(顧問)様からのご紹介です。
既存教室のリノベーションにおいて、コストの最適化と再現性の高い施工モデルづくりを目指した案件です。
これまで同学習塾では年間3〜4教室を新規開校しており、各回の初期費用や施工費の上昇が課題となっていました。
そこで、従来の施工体制を見直し、内装・什器・備品の発注プロセスを分離することで、コストの「見える化」を実現しました。
内装工事の仕様は統一感を重視しつつ、定量化と調達ルートの再構築を行いました。
扉や床材などの共通仕様を整理し、誰が見ても分かる仕様書・単価表にまとめることで、次回以降の開校にも転用できる仕組みを整えました。
その結果、従来見積もりの15%ほどのコスト削減を達成しました。
特に、机や椅子などの什器は全体コストの4〜5割を占めており、 その部分を直接仕入れルートに切り替えることで、マージンを削減。
さらに、年間複数教室を開校するスケジュールを踏まえ、 「誰でも同じ品質・コストで再現できる仕組み」を設計しました。
この考え方は、学習塾だけでなく、介護施設やフィットネススタジオなど 多店舗展開を行う事業者に共通する課題にも応用できます。
現場としても、単なる施工請負ではなく、 クライアントのコスト構造そのものを見直すサポートができたことに大きな手応えを感じています。
今後の多店舗展開にも活用できるモデルケースとして、同塾グループ全体の標準仕様化にも繋がっています。
プロジェクトの概要
当社が担当した業務段階
01
企画段階
02
計画段階
03
設計段階
04
発注段階
05
施工段階


