コンストラクションマネジメント(CM)とは

コンストラクションマネジメントの意味や歴史、
導入のメリットを解説します

WHAT IS

コンストラクション
マネジメント(CM)とは

コンストラクションマネージャー(CMr)が発注者(施主)のパートナーとなり、発注者の立案した企画を適切に進め、その実現に導きます。
CMrは、技術的な中立性を保ちつつ発注者の側に立って、設計・発注・施工の 各段階において各種のマネジメント業務を行い、工事がスムーズに進行するようにサポートします。具体的には、発注方式の検討、設計者や施工者の選定、スケジュール・コストの管理、工事の進捗管理等を行います。
工事発注においては、関係者構造の多段化等の要因から、発注者側の専門知識や交渉力が重要となります。CMを導入する事によりそれらが補うとともに、適正な工事発注構造が実現されることで、高品質でより安価な建築工事を可能となります。

コンストラクションマネジメント事業​
一般的な発注体制
コンストラクションマネジメント(CM)とは

HISTORY

コンストラクション
マネジメントの歴史

CMはアメリカで1940年代に確立された歴史ある手法です。

建設プロジェクトの規模が拡大し、複雑化する中で、工期遅延や予算超過が頻発したことへの対策として、CM方式が広く採用されるようになりました。工事全体を中立的な立場で管理するCMrの役割が重視され、現在では米国を中心に幅広く活用されています。
日本では、1980年代頃から導入が始まり、2002年に国土交通省が「CM方式活用ガイドライン」を発表しました。それ以降、公共工事や民間プロジェクトでもCM方式の導入が進み、効率的なプロジェクト管理手法として注目を集めています。

コンストラクションマネジメントの歴史

MERIT

CMを導入するメリット

コスト削減

コンストラクション・マネージャー(CMr)が各施工者からの見積もりチェックを行います。市場価格より高すぎる場合は選定を避け、代わりの候補を提案するなど、適切なコスト管理ができます。
また、計画時点の予算より建設コストが大幅に超過し、工事計画が難航するケースが増えています。CMを導入し、精度の高い予算策定のもとで企画を進める事は、発注者にとっても施工者にとっても大きなメリットとなります。

スケジュールの適正化

CMrが計画全体の進行を管理するスケジュールを策定することにより、「誰が、いつ、何をするか」が可視化されます。
施工者の提案するスケジュールの検証を行い、各段階で想定されるリスクを明確にし、想定外を減らします。可視化、最適化の提案を行うことで、プロジェクトの進行が円滑になります。

高い品質の確保

建物の確かな性能・機能・運営の実現に向け、品質レベルの設定と検証を行います。設計者や施工者から提出される図面や見積書などを細部まで確認し、計画どおりの工事がなされているかのチェックを行います。必要に応じて指摘、是正指示を出し、発注者が求めるカタチに可能な限り近づくようサポートをします。

工事に関わる人が安心安全に同じ目標に向かうために

GOALS

工事に関わる人が安心安全に
同じ目標に向かうために

「理想の建物を建てたい」という想いは、工事に関わる全ての人々に共通する目標です。しかし、プロジェクトの進行中には、思わぬトラブルが発生することも少なくありません。CMを導入することで、そうしたトラブルを未然に防ぎ、発生した場合も迅速に対処することで、問題が大きくなるのを防ぐことができます。
また、CMrが施主様に代わって無理な要求を調整・説得することで、施工者は本来の業務に集中でき、プロジェクト全体の質を高めることが可能です。関係者全員が同じ目標を共有し、連携して進めることにより、より高品質で価値のある建物が築き上げられます。

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