共同住宅
借入を抑えて、リスクを軽減した賃貸経営を実現
隣接しているプラスチック工場があり、事業を止めてからの運用についてご相談を頂きました。
お客様のご意向として、既存のご自宅は残しつつ、多額の借金をせずリスクの少ない運用をしたいとの事でした。
また、ご高齢(70歳)との事もあり、次の世代への相続も考慮してほしいとの事でした。
まずは、お客様の相続税の試算を専門家チームと行いました。
営業トークでの「相続税対策」は実際に計算してみないと、どれぐらいの対策が必要なのかも不透明な部分があります。
試算を行ってみると、大手5社は、敷地全体を活用した6億円のプロジェクトを提案していましたが、相続税対策としては、4000万円の借入を作る事で、事足りる内容でした。
また、オーナー様はご子息がおらず、ご年齢から融資が見送られていました。
当社では、オーナー様の状況を考慮し、敷地の一部を残し、工場部分のみの建て替えを行うのがベストではないかと考えました。他社の6億円という壮大な計画に比べ、当社が借入金4000万円での企画をオーナー様にご提案したところ、「こういうのを求めていた」とお言葉をいただきました。
アパートの設計についても、単純な投資用アパートではなく、オーナー様の拘りを随所に取り込みました。先代が石材店を営んでいらしたので、敷地内には活用されていない石材が沢山あったのですが、本計画の工事にも活用しました。また、積極的に入居者様のサポートを行いたいとのご意向を踏まえ、オーナー様独自の共有部のデザイン、セキュリティ対策を企画に盛り込みました。
投資物件として利回りも重要ですが、他社提案では表面利回りで5%台だったところ、当社は11%の物件とすることが出来ました。
損益分岐点も考慮し、お部屋が40%埋まった段階で黒字となる計画となりました。
物件も押上というマーケットを分析し、デザインコンセプトは和モダンとしました。竣工から2ヶ月で満室となり、オーナー様も満足されております。
プロジェクトの概要
当社が担当した業務段階
01
企画段階
02
計画段階
03
設計段階
04
発注段階
05
施工段階