共同住宅
低層木造建築の採用で、景観・収益・スピードの三拍子を実現
金融機関様からのご紹介案件で、相続税対策と土地活用を重点としたご相談でした。 複数のハウスメーカー様から提案された計画はいずれも中層階の建物で、利回りが5%台にとどまり、投資効果としては不十分なものでした。そのため、事業性の改善について当社にサポートの依頼がありました。
当社では独自の市場調査を実施し、戸田市の開発条例や「戸田駅から徒歩4分」という好立地を考慮した企画を立案しました。また、施主様のご自宅が隣接していたため、中層階の建物では景観を損なわれると判断し、低層階での計画に変更しました。 さらに、施主様は工事の早期着手を希望されていたため、開発行為による許可手続きに対応しつつ、迅速な工事が可能な木造の長屋建築を採用しました。結果として、計画の見直しにより表面利回りが3%改善し、収益性を向上させることができました。
本件の施工は当社グループの株式会社 結が担当しました。結では、工事全体の進行管理を徹底しながら、監理が比較的容易な工事については、施主様が直接専門業者と契約できる仕組み(アットリスク型CM方式)を採用しています。外構工事ではこの方式により、施主様と業者が直接契約することで2割のコスト削減に成功しました。全国的にも珍しいこの発注フローが、効率的なプロジェクト運営に大きく貢献しています。
プロジェクトの概要
当社が担当した業務段階
01
企画段階
02
計画段階
03
設計段階
04
発注段階
05
施工段階